本
- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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弁護士を目指して、勉強中の女の子。朝起きて、ボーっとしているところに、
突然、見知らぬ女が必死の形相で、勝手に家のキッチンに入ってきた。
あまりの恐怖に、果物ナイフを構えた所に、倒れこんでくる見知らぬ女。
キッチンは、あっという間に血だらけ。
自分の許容範囲を超えた恐怖に、逃亡してしまう。
彼女が救いを求めたのは、姉。
姉は、妹の部屋から死体を運び出すことを決意する。
そして、・・・
現実味はまったくありませんが、ちょっとした2時間ドラマっぽくて、
とても面白かったです。
あっという間に読み進められます。
- 作者: 齋藤智裕
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 単行本
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見ず知らずの男に止められる。
実は、この男、臓器を買い取ると提案してきた。
確かに。なるほど。
一方で、もうこの世にいられない。と思う人がいて、
どうしても生きたい。生き続けたいと望む人がもう一方でいる。
なるほどなぁ。
別の角度から、臓器そのものに人格のようなものがやどるかの問題提起も
されている。
私は、魂そのものの存在を結構信じている。
肉体は、借り物。だとすれば、誰の臓器が自分の体に入ってきても、
その人本人の人格は、変わりようがない。
でも、現実には、角膜を移植した人が、その前の人が見たはずの映像を
見てしまうことがあると聞いたことがある。
こころは、一体どこに存在するんだろう?