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*本
- 作者: きむらひろみ
- 出版社/メーカー: アニカ
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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久しぶりに一気に読みました。
著者のご主人がうつ病にかかり、家族としていっぱいいっぱいになっていたとき、ご主人に冷たい言葉をなげかけてしまい、ご主人は自殺してしまったのだそうです。
著者の方の正直な想い(?)が、せきららに書かれていて、本当に考えさせられました。
何気に美談にしようと思えば、きっときれいな話にできたんだと思うんです。
でも、著者はそれをしなかった。
正直な想いを本という形にした。
私なら、こんな風には書けない。
精一杯、自分なりに看病をがんばって。でも、うつ病って、本人以外には本当のところがわかりにくくないですか?
いつまで続くのか、まったく先が見えなくて。
認知症の方の介護を想像してしまいました。
この本、図書館で借りたのですが、落書きがしてあるんです。最低とか罰があたるとか。
でも、本当にそうなのか?
著者の方は、患者の家族の方を救いたかったのかな?と勝手に考えていました。
けなげに看病して、精一杯看病して。そうやって頑張れる人はいいんだけど、イライラしちゃう人だっていますよ。ここにいますよ。あなただけじゃないですよ。って。
そんなに出来た人ばっかりじゃないんだって。
わたしも、疲れちゃう時はきっとあると思うんです。
めちゃくちゃ、考えてしまいました。