大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~

大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~

心理カウンセラーの方の話がとても印象的でした。
先生の2歳のお子さんが小児ガンになって生きるか死ぬかの時、冷静にカウンセリングが出来なくなってしまったんだそうです。
「子供が勝手に学校を辞めて困っているんです」と相談されても、
「学校になんて行かなくてもいいじゃないか、近くにいてくれれば」と考え、
「子供とすぐに殴り合いのけんかになってしまうんです」と相談されると、
「うらやましいな、息子が大きくなって、けんかが出来たらどんなに幸せだろう」と思ってしまう。
子供が不登校なら?コミュニケーションが上手くとれなかったら?それは、それぞれにとても大変なものでしょう。でも、生きてくれてるだけでいい。それも真理です。




少し前、子供たちを学校に見送って、家の横の溝にゴミが散乱していたので、溝に降りました。
溝は結構深く、胸のあたりまであります。前日、雨が降っていたので、足がすべり、後頭部を強打しました。しばらく、動けなかったのです。
しばらくじっとして、やっとのことで起き上がり、頭をさすりながら家に向かうと、手に血が。
「え?」と思い、玄関のところの鏡を見ると、首の辺りが血だらけでした。
「何?これ?」
もう、パニック寸前です。後頭部なので、傷口は見えないし。
救急車を呼んだ方がいいのか?でも、大したことなければ悪いし。色んな事を考えましたが、結論は出ず、近所の人に助けを求めました。
幸い、3針縫っただけで済みましたが、この時、本気で家族と明日も会えるのが普通なんじゃないんだと思いました。
打ち所が悪ければ、そのまま死んでしまって、溝にはまったままでしばらく見つけられない。そんなこともありえます。

この本にも書いていますが、
>人生で当たり前のことなんて、何一つない。毎日、毎日が神様からの贈り物。奇跡の繰り返しだ。

本当にそう思います。