君に成功を贈る

君に成功を贈る

天風さんの本は、前々から気にはなっていたものの、中々手が出ずにいました。思い切って、図書館で借りてみたところ、意外と読みやすいことに驚きました。
ご存知の方も多いでしょうが、天風さんは積極一貫で有名ですよね。
一番、印象に残ったのは、
「悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして、笑ってごらん。悲しい事、辛い事の方が逃げて行くから。」という文です。
以前、テレビで阪神大震災の被災者のインタビューが出ていたとき、その方は仮設住宅でみんなで生活していた時、「最初は無理して笑っていても、その内本当に笑えるようになったんです」とおっしゃってました。改めて、納得です。

こちらは、児童書クラブj006の中の一冊ですが、上記の天風さんの本の中に、秀吉が何度も出てきていました。秀吉といえば、立身出世の代表格ですが、気配りの行き届いた方だったようですね。それと、知恵があるというか、目の付け所が違うというか、興味深かったです。一番、印象に残ったのは、
森の木の数を何度数えても、正確に数えられない。と信長がいうと、秀吉は、縄を木の数以上用意し、部下に命じて、縄を木に一本づつ くくらせます。
そうして、余った縄の数を数えて、「この森の木は、2000本ちょっとあります」と正確な数を報告します。なるほど。この方法なら、誤差は少ないでしょうね。
こういう方法を思いつくところが素晴らしいです。
もう一つ、素晴らしいなぁ。と思ったのは、もらった褒美を秀吉は部下に分け与えます。
そうして、部下の士気が高まり、またまた発展を遂げる。
まさに、win-winの関係です。